ほとけ様 | | | 歴史的文書 | | | 美術品など | | | 石雲寺の四季 | |
拡大写真 → |
徳川家康朱印状(写) | 北條幻庵朱印状 | |||
天正19年(1591)、徳川家康から 受けた朱印状の写本です。明治新政府に 旧幕府から拝領した朱印状を提出するに あたり、当時の石雲寺住職が書き写した ものと考えられます。 北條幻庵の朱印状原本と写本を見比べ ると寸分違わぬものですから、この朱印 状も元本に極めて忠実に書写されたもの だろうということが推測されます。 |
天文12年(1543)、小田原北條家 当主、氏康の叔父にあたる幻庵から受け た朱印状で、印文は「静意」石高は5石 を拝領しています。この年北條氏は武蔵 相模、伊豆で「検地」すなわち所領調査 を行っています。 日向の地はいわゆる「知行地」で幻庵 が管理統治していました。本文の意味は 「北條家が保護する寺院であるから、不 当な妨害は許さない。むやみに寺域に立 ち入って竹木を切るなど秩序に背く者が あれば申し出なさい」という内容です。 明治になって新政府に差し出す場合を 考えて写本も作成されましが。幸い提出 をまぬかれ、現存しています。 本状は平成31年3月、伊勢原市重要 文化財に写本と併せて指定されました。 |
|||
石雲寺本堂絵図 | ||||
明治12年、当寺12世、大應童祐大和尚の 時代に描かれたものです。現存している本堂の 絵図ですが後に本堂は土間だった部分に床を張 ったりして手直しをされていますので、茅葺の 屋根や正面入口の造作などに当時の様子がしの ばれます。 境内地は394坪で、官有地第4種と記載さ れているところから、境内地のすべてが一旦官 有となり、のちに寺の所有に認められたことが 推察されます。 |
||||
Copyright (c) 2004 Ukouzan Sekiunji Temple |